東大赤門前の、知る人ぞ知るマルニヤさん。私がまだ、学生だった頃からの行きつけのお店。最初は、私もマルニヤさんも、まさか彫刻家になるとは思いもしなかったのだから、運命はおもしろい。私は、ここの亡くなったおじいさんから、石膏の取り方を教えてもらった。今も昔も懐かしい!
2007年7月31日火曜日
Gallery Maruniya (マルニヤさん)
東大赤門前の、知る人ぞ知るマルニヤさん。私がまだ、学生だった頃からの行きつけのお店。最初は、私もマルニヤさんも、まさか彫刻家になるとは思いもしなかったのだから、運命はおもしろい。私は、ここの亡くなったおじいさんから、石膏の取り方を教えてもらった。今も昔も懐かしい!
2007年7月30日月曜日
The accent on shoulder blades (肩甲骨の強調)
2007年7月28日土曜日
Symmetry (左右対称)
One of the techniques of sculpting is to finish one side. The other side can be finished the same way. If we should make our work with limited information, this is one of the useful techniques. In this case, using information of one shoulder, I can make the other shoulder as the reversal.
彫刻の一つのテクニックは、片方を仕上げてしまうこと。もう片方は、バランスを取りながら、同じように仕上げればいい。限られた情報の中で作品を作る場合、これは有効なテクニックの一つだ。この場合、片方の肩の情報があれば、もう片方は鏡写しに作っていけばいい。
2007年7月27日金曜日
Shoulder blades (肩甲骨)
2007年7月25日水曜日
Are the buttocks a little bit too big? (お尻が少し大きすぎる?)
I added clay to the buttoks, are the buttocks a little bit too big? Perhaps, I guess it will match well as a whole when I adjust the upper part of the back. As an art, it is right to exaggerate the reality a little bit.
お尻の部分に粘土を足してみたが、少し大き過ぎるだろうか?おそらく、背中の上部を調整することでうまくいくだろうと推測している。芸術は現実より少しオーバーなぐらいがちょうどいい。
2007年7月24日火曜日
Not so bad (そんなに悪くはない)
2007年7月23日月曜日
My favorite angle (お気に入りの角度)
2007年7月22日日曜日
The study of the structure of the woman (女性の体の構造、その研究)
2007年7月21日土曜日
Not enough (まだ十分ではない)
2007年7月20日金曜日
The undulation of the waist (腰のうねり)
今、腰のくびれた部分を作っている。一体どれくらい腰のうねりをつくればいいのか?この部分が、最も魅力的な部分になると私は思っている。だから、腰のうねりのベストポイントを感じるまで、作っていかなければならない。
2007年7月19日木曜日
Sleep (眠り)
この作品の題名は、「眠り」になるだろう。皆さんは、女性のもっとも美しい顔は、寝顔だというのをご存知だろうか。ある日、モデルさんを使って原型作りをしていたときに、モデルさんがたまたま居眠りしてしまった。そのとき、私はその美しさに見とれてしまった。そのとき以来、私は好んで女性の寝顔を作るようになったのである。
2007年7月17日火曜日
Face (顔)
People have various faces. And, passing many years, their faces will change naturally. But, sculpting many years, the faces of my works have become familiar faces, but I have never seen before. I said it the face of my first love, before. But, it may be the real face of my soul, which has been confined for a long time. Today, I reached my fortieth year.
人には、いろいろな顔がある。そして、その顔も、年月を重ねていけば当然変わっていく・・・。しかし、彫刻をやっていると、その作品の顔は、どこかで見覚えのあるような、それでいて実際には決して見たことのない顔になっていく。私は、それを初恋の人だと言ったことがある。しかし、それは閉じ込められていた自分の魂の素顔なのかもしれない。今日、私は「不惑」を迎える。
人には、いろいろな顔がある。そして、その顔も、年月を重ねていけば当然変わっていく・・・。しかし、彫刻をやっていると、その作品の顔は、どこかで見覚えのあるような、それでいて実際には決して見たことのない顔になっていく。私は、それを初恋の人だと言ったことがある。しかし、それは閉じ込められていた自分の魂の素顔なのかもしれない。今日、私は「不惑」を迎える。
Please touch your backbone behind the neck (首の後ろの背骨を触ってみてください)
もし、首の後ろの背骨に触るなら、その突起に気付くだろう。ここまで、私は写真だけを利用し、モデルを使用していない。私の想像でこの原型を作ってきている。今回は、それが自分で自分に課したテーマだ。どこまで想像で行けるのだろうか?
2007年7月16日月曜日
A subtle change (微妙な変化)
一目見て、微妙な変化に気付くだろうか?実は、背中の辺りに微妙な変化がある。私は、背骨の突起を作り、背骨を両側から支えている筋肉を強調したのである。全体として見てやると、背骨の突起と窪みのコントラストに気付かれるだろう。
2007年7月15日日曜日
Undulating back (隆起する背中)
2007年7月14日土曜日
The nape of the neck (うなじ)
2007年7月13日金曜日
Listen to the voice of marble (石の声を聞く)
石の声を聞くこと、それが私の信条だ。大理石からどんな形を作っていくか、それは大理石自身自身にかかっている。私は、どんな石も自然となるべき形があると考えている。それゆえ、彫刻家としての私の仕事は、石のメッセージを感じ、それに気付くことである。
2007年7月12日木曜日
A liitle work brings a big change of my life (大きく人生を変えた小さな作品)
To sculpt this small marble, just as 10cm, I sold my expensive books for my study as a graduate student at a secondhand bookstore and bought chisels and Italian files. Tools for stone sculpting were so expensive, my bookshelves became empty. Then I felt my life began to change greatly.
10cmばかりのこの小さな大理石を彫るために、大学院生だった私は、研究用の高価な本を古本屋に持っていき、石を彫るためのノミやイタリア製のヤスリに変えていった。石彫用の道具は高価で、気が付くと本棚はがらがらになっていった。このとき私は、自分の人生が大きく変わり始めたとことを感じていた。
2007年7月11日水曜日
Japanese marble (日本の大理石)
2007年7月10日火曜日
Confidence (確信)
10年前にこの作品を仕上げたとき、私は、たとえどんな大きさだろうと、彫刻することができるという確信を持った。この作品は、わずか10cm、1kgに過ぎないが、たとえ1m、1トンあろうとも私は作ることができると感じたのだ。そして、数ヵ月後、私はそのサイズの大理石作品を作ることになる。
2007年7月9日月曜日
The origin of my works (私の作品の原点)
2007年7月7日土曜日
Dimples (えくぼ)
皆さんは、女性の背中にえくぼがあることをご存知だろうか?もちろん、男性にもあるが。たいてい、人々は自分の背中を見ることはないし、他人の背中をまじまじと見ることもない。だから気づかないのだ。筋肉と腱が作り出すえくぼは、女性の背中を魅力的なものにしている。
An imaginary work (イメージによる作品作り)
どんな彫刻家でも、作品に対するイメージを持っている。どうやってそのイメージを形にしていくか、そのやり方にはいろいろあるだろう。私の場合は、少なくとも、最初の段階では、モデルを使わずに、自分の持っている知識だけで、自分が作ろうとしている形をどんどん作っていく。それは自分のイメージを大事にしているからだ。もし、最初からモデルを入れてしまうと、モデルの女性が持つ個性や特徴に引っ張られ、別な作品になってしまう可能性がある。
2007年7月6日金曜日
Oil clay (油粘土)
普通、彫塑家は水粘土を使うが、乾きやすいという問題点がある。ビニールのカバーなしに、長時間放置しておくことができないのである。それで、長い時間考えながら、原型を作っていくためには、油粘土の方が向いている。しかし、油粘土はその表面に問題がある。滑らかな表面処理が難しいのである。
2007年7月5日木曜日
The right way of seeing my work (作品の正しい見方)
重量と制作という観点から、私は原型を寝かせた状態で作っている。しかし、この作品の正しい見方は、この写真のようになる。顔と体が半分になっているのは、残りの部分が大理石に埋まっているとイメージしているからだ。しかし、実際には、大理石に厚みがないので、苦肉の策というわけである。
2007年7月4日水曜日
A beginning of a new work (新作の制作開始)
新作の制作を開始した。この粘土は、大理石で新作を作るための原型になる。原石の大きさが限られているので、今回は女性の背中だけを彫ることにした。これまで、女性を正面からずっと彫ってきたので、女性の背中を彫ってみたかったのである。
2007年7月3日火曜日
Finished "unfinished" work (“未完成”の完成)

一ヶ月が経ち、私の“未完成”作品が完成した。“未完成”それ自体が私のスタイルだ。これからどうなっていくのか?“未完成”のスタイルは、人々にこの後の作品の展開を想像させる。時間が足りないことが、私の“未完成”というスタイルを偶然生み出してから、10年の歳月が経つ。
2007年7月2日月曜日
The offensive and the defensive (攻めと受け)
2007年7月1日日曜日
Finished work (完成)

二週間が経ち、作品の一方の手を仕上げることができた。骨や血管の突起をすべて彫り上げた。もう後二週間で、もう一方の手を完成させなければならない。このスピードは、おそらく機械を使わなかった歴史上の彫刻家たちのそれであろう。
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